こんにちは。
もちくすです。
今回の記事は少々人を選びます。
人によっては不快感を感じることもありますのでご注意ください。
先日のソロキャンプの夕食であるものを頂きました。
こいつです。
ヒキガエルさんです。
数年前から野食に興味があり機会があれば食べようと思っていたのですが、先日のソロキャンプでついにその機会がやってきました。
解体中の写真は載せていませんが、解体後の写真はありますので苦手な方は引き返して頂くようお願いいたします。
ヒキガエルとは
体長15cm前後の大型のカエルで別名「イボガエル」や「ガマガエル」と呼ばれています。
有毒で耳の後ろから皮膚のイボに毒を持っています。
毒はブフォトキシンという強力な神経毒だそうです。
有毒種のせいか動きはノロく警戒心も薄いため手で捕まえることができます。
噂によるとウシガエル(食用ガエル)より旨いとか・・・。
ソロキャンプの豪雨の合間で捕獲
先日のソロキャンプで豪雨に見舞われていたなかで、目の前をのんびり歩いていたところを捕獲しました。
初め発見したときは雨対策に追われていたので一旦見逃したのですが、雨が小降りのタイミングでもう一度見るとまだウロウロしていたので手づかみで捕獲しました。
有毒なので捕獲は念のため手袋をはめてます。
ヒキガエルのさばき方
命に感謝しつつ頂くことにします。
基本的なさばき方は、服部文祥氏の「サバイバル登山入門」を読んであらかじめ予備知識として持っていましたので、思い出しながらさばいていきます。
シメる
両足を束ねて持ってカエルの頭を固いものに叩きつけます。
この時、躊躇してしまうと逆に苦しめてしまうので思い切りいきます。
皮を剥ぐ
これ以降は、毒が肉につくと肉が苦くなってしまうので流水にさらしながら行いました。
お腹の部分にナイフで薄く切れ目を入れ皮を剥ぎます。
この時、毒が飛んで目に入らないよう注意しながら行います。
皮は引っ張れば簡単に剥ぐことができます。
本当に服を脱がすかのようにするりと剥げました。
頭を落とす
頭の部分(耳の後ろ)に毒があるので頭を落としました。
この時「オピネル」で解体したのですが骨を切るのが結構大変でした。
もう少し大きいナイフの方がやりやすかったと思います。
内臓をとる
内臓を傷つけないようにお腹の肉を薄く切ります。
ここで内容物がでて肉につくと不味くなるので気をつけて取り出します。
関節を切り分ける
流水でよく流したのち食べやすいように関節で切り分けました。
こんな感じ。
実食
どうやって食べようか悩みましたが、焚き火で直接焼いて食べることにしました。
調味料は「マジックソルト」があったので、それを振りかけて網で炙って頂きました。
肝心の味ですが、鶏肉に非常に近いですが食感は鶏肉より弾力がある感じです。
かといって鶏肉とは違います。
味としては文句なしに旨いです。
ただ残念なことは直火で炙ったので、焚き火の味がついてしまいカエル本来の味とは少し違った ことでしょうか。
フライパンで炒めれば良かったと後から少し後悔しています。
身は少ないですが骨から簡単に身が外れました。
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まとめ
初めてカエルを食べてみましたが、食べること自体へのハードルはそこまで高くありません。
おいしいし。
カエル自体はお店でもメニューとして出すところもあるので、実際に食べたことがある方も結構おられるのではないでしょうか(食用ガエルね)。
ただ、実際自分でさばいて食べた人は結構すくないんじゃないかな?
今回自分でやってみましたが、シメるの以外は意外と淡々と行うことができました。
シメるのはやはり何か胸にくるものがありました。
食べるために生き物の命を奪う行為は何とも言えない感情でしたが、普段私たちが食べているお肉は誰かが代わりにやってくれているんですよね。
当たり前のことなんですが、あらためてそんなことを考えたりしていました。
追記
今回、食したヒキガエルは有毒生物です。
マネされる方はいないとは思いますが、良い子はマネしないでね。
おじさんとの約束だよ!
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