こんにちは。
もちくすです。
いやー。すっかり不定期更新になっております。
それなりに書こうと思ってることは色々あるのですが、どうにも面倒くさい気が乗らなくて・・・。
どうも最近ストレス的なものが溜まってきているようでして、自分でも心が荒んできているのを感じています。
このまま放っておくと、仕事中に上司に向かって〇〇だの@@@@@だの××が△△なのは$$$だからだとか罵詈雑言を浴びせかねません。
これはいけません。
何とか心を落ち着けなければ大変なことになってしまいます。
マズいので仏像でも彫って心を鎮めようと思うのですが、いきなり仏像を彫るのは流石にハードルが高すぎますので、まずはウッドスプーンでも彫ってみようと思います(笑)
よくよく考えてみたら今までブッシュクラフトなんて言っておきながら、スプーン一本まともに作ったことがないんですよね。
ということで、思い立ってしまいましたので早速ウッドスプーンを作ってみることにしました。
モーラナイフ ガーバーグ一本でスプーンを作る
ウッドスプーンを木から切り出して作るのには当然道具が色々必要になってきます。
しかし、色々な道具を使って作るのはちょっと面白くありません。
今回はナイフ一本でスプーンを作っていきますよ。
別にサバイバリストを気取っているわけではないのですが、手元にナイフしかない状況に陥ってしまったという想定で作ってみたいと思います。
まずそんな状況になることもないし、そんな状況でスプーンを作るなんてことも考えにくいのですが、まあこういった遊びはイメージが大事です(笑)
キャンプはごっこ遊びの延長線上であると私は常々思っているので、普段からこういった縛りプレイをして楽しんでいます。
さて、今回はモーラナイフのガーバーグを使って作ろうと思います。
モーラナイフのガーバーグは以前記事にも書いたのですが、これがなかなか実戦的なナイフでして、鉈や斧が無くてもこれ一本である程度のことができます。
ただその分どちらかと言うと大きな仕事に振った作りなので、スプーン作りのような細かい作業は若干不向きな気もします。
さて、どうなることやら。
材料を拾う
スプーンの材料の木ですが、広葉樹が向いているのは何となくわかるのですがハッキリ言って何が良いのかよく判りません。
ネットで見ると桜がよく使われているようですが、そんな都合よく町中に落ちているわけ・・・・落ちてました(笑)
残念ながら桜ではありませんでしたが、街路樹が植えられている根元に太さ約6cmほどの枝が落ちてました。
恐らく伐採した後の残りだと思いますが、太さ的にぴったりです。
植えられている街路樹がクスノキでしたので、たぶんクスノキで間違いないでしょう。
仕事帰りにスーツでウキウキしながら木の枝を持って帰りましたが、若干周りの人の視線が痛かったです。
大まかな形を削り出す
自宅で作業するのは難しいので家族を誘ってピクニックに行ってきました。
屋外なら気にせず作成することができます。
まず拾ってきた木をバトニングで半分に割ります。
こういう作業はガーバーグは得意中の得意です。
あっさり真っ二つに。
ここから、大まかに形をけずりだしていきます。
ナイフで少しずつ削っていっても良いのですが、せっかくガーバーグをつかっているので積極的にバトニングで形を出していきます。
この時削り出したい形にバトニングで切り込みを入れておけば、ナイフで削るときに必要以上に刃が入りません。
つぼ(すくう所)の形もバトニングで切れ込みを入れて大まかな形状を決めました。
あとはただ無心でスプーンの形をイメージしながら削っていきます。
つぼの部分は本来は彫刻刀かカービングナイフがあれば簡単ですが、今回はガーバーグ1本なのでナイフの色々な部分を駆使して削っていきます。
つぼは切っ先の背中側を使って削りとっていきます。
最初からきれいな形を意識せずとにかくスプーンの形状になるよう、ゴリゴリ削りました。
ある程度削れたら、ガーバーグのハンドルの柄についている金属部分で慣らしていきます。
このガーバーグの柄はちょっとしたものを削ったり、潰したりと何気に優秀です。
他のナイフを使う場合は、木の枝や石ころなんかを使って慣らすと良いかと思います。
もちろんナイフ一本にこだわらないのであれば、彫刻刀やカービングナイフを使えば簡単に作れると思いますよ。
本格的にスプーンを作るのであれば一本持っておいても良いかと思います。
そんなこんなで大体1時間くらいでこの程度まで削れました。
とりあえず本日はここまで!
スプーンの形に仕上げる
前回、荒削りの状態だったスプーンをもってキャンプに行ってきました。
コーヒーを飲みながらゆっくり仕上げていきたいと思います。
今回も前回と同様につぼの部分を重点的に作っていきます。
と言うのも先に柄の部分を作ってしまうと、つぼの部分を削るときに力が入って折れてしまう可能性があるためです。
前回はつぼの部分が深くなるよう削りましたが、今回はなだらかに広がるように削っていきます。
今回もガーバーグの柄をつかって削っていきます。
コツとしては焦らず薄く削っていくことですかね。
荒削りの時はゴリゴリ削りましたが、この辺りから時間をかけてゆっくり仕上げていきます。
暫らく無心で削ってある程度形になりましたが、完成には至りませんでした。
残りの最終仕上げは家に持ち帰ってからとなります。
最終仕上げ
あとは、気のすむまでゆっくり削ります。
つぼの部分は特に慎重に切っ先を使って薄く削っていきます。
ガーバーグの切っ先は比較的幅広ですが、意外にも細かい動きも苦になりませんでした。
この手の物は辞め時に悩みますが、大概やりすぎるとロクなことが無いので適当なところで完了にします。
本来はサンドペーパーで仕上げたいとこですが、せっかくナイフ一本で作成したので仕上は無しです。
後は油でコーティングして乾かして完成!
この時オリーブオイルのような不乾性油ではなく、亜麻仁油やエゴマ油のような乾性油を使用してください。
ということで、記念すべきウッドスプーン1号の完成です。
まぁ最初の1本にしては上出来じゃないでしょうか。
不格好ではありますが、個人的には中々気に入りましたですよ。
せっかく作ったのでこれからのキャンプにはこいつを連れて行こうと思います。
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まとめ
今回、初めてウッドスプーンを作りましたが中々楽しかったです。
ナイフ一本での挑戦でしたが、モーラナイフのガーバーグも思った以上に細かい作業ができて一本でも全く問題なく作ることができました。
このように今まで気づかなかったナイフの特性に気づくことができたり、ナイフスキルが上達するのでウッドスプーン作りはおススメです。
作っている間はひたすら無心で削っているので、キャンプで時間を持て余している人にもおススメですよ。
そうそう。
肝心のストレスの方ですが・・・こちらはもうあと10本くらいスプーンを作らないとだめかもしれません(笑)
それでは!
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