こんにちは。
もちくすです。
今回は、私が山での主力火器として愛用している「自作アルコールストーブ」についてご紹介します。
もともと僕は「焚き火メイン」の人間でした。
ガスやアルコールストーブにはあまり興味がなくて、「焚き火をやるためにキャンプする」と言ってもいいくらい、火遊びに全振りしてたんです。
それがここ最近、活動スタイルが少しずつ変化してきて。
移動多めのソロ山行や自転車旅では、焚き火台と薪を担ぐのが重荷に感じるようになってきた。
さらに「そもそも焚き火禁止エリアが増えてきた」という現実もあって、火器を見直すタイミングが来たわけです。
実はその前に、一度市販のアルコールストーブ(エスビット)を試していたこともありました。でも、火力が弱めだったり、本体や五徳込みでそこまで軽くならなかったりと、いまいちしっくりこなかったんですよね。
そんな中で「もっと軽くて、もっと使えるやつを」と思って、自作に踏み切りました。
- 焚き火が使えないとき、どうする?
- ガスかアルコールか
- 空き缶から生まれた「トルネードストーブ」
- なぜこれを主力火器に?
- 他の火器と比べてどう?
- メリットとデメリットを比較
- 実際に使ってみた感想
- まとめ
- おわりに
焚き火が使えないとき、どうする?
まず、焚き火のデメリットをおさらいしておくと、
・燃料が湿っていたり、そもそも現地調達できないことがある
・火力調整が難しい
・匂いがつく
・燃え残りの処理が必要
・焚き火禁止エリアが多い
キャンプ場ならあまり気にならない点も、山や自転車旅では大きなネックになります。
「今日は火が使えないかも」と思いながら山に入るのって、結構ストレスなんですよね。
ガスかアルコールか
ガスストーブは非常に安定していて、火力も十分。
でも、
・使用時の音が大きい
・燃料缶がかさばる
・ゴミが出る
・ランニングコストがやや高め
という理由から、ソロ山行や軽量装備を考えると「もうちょっと気軽なやつが欲しい」と思うようになりました。
そして行き着いたのが、アルコールストーブなんです。
空き缶から生まれた「トルネードストーブ」
このストーブ、見た目はシンプルだけど、れっきとしたトルネード型アルコールストーブ。
アルミ缶をカット&加工して作っていて、噴出孔はらせん状になるように開孔してます。
この構造のおかげで、点火すると「炎がくるくると回る」トルネード燃焼に。
風にもそこそこ強く、しっかり火力がでます。
なぜこれを主力火器に?
私は普段、自転車やバイク、徒歩でのソロ山行がメインなんですが、そこで最優先したいのが軽量化。
この自作アルコールストーブは、たった9グラム。重さのない幸せ。
調理能力もあって、「メスティンで炊飯」、「カップラーメンの湯沸かし」、「コーヒー用のドリップ用お湯沸かし」、など、山時間にちょうどいい火力。
まさに「ギアが相棒」になっていく感覚。
他の火器と比べてどう?
火器 | メリット | デメリット |
---|---|---|
焚き火 | 雰囲気最高 | 撤収が大変/NGな場所多い |
ガス | 火力・扱いやすさ◎ | 重い/金属缶のゴミが出る/音がうるさい |
固形燃料 | 超軽量/簡単 | 火力が弱い/風に弱い |
アルコールストーブ | 軽い/静か/燃料が安い | 風対策必須/燃焼時間に注意 |
私は状況に応じてガスや焚き火なども使い分けますが、すぐに次の行動に移れるってやっぱりアルストなんですよね。
メリットとデメリットを比較
メリット
・非常に軽量でコンパクト(9グラム)
・自作できるので愛着がわく
・音がしない(とても静か)
・燃料(燃料用アルコール)は比較的入手しやすい
・低温でも使える
・ごみが出ない
デメリット
・燃料の管理に注意が必要(漏れや持ち運び)
・燃焼時間が比較的短い(燃焼時間の把握が必要)
・風に弱い(風防が必須)
それでも、きちんとセッティングすれば、かなり優秀な火器になります。
実際に使ってみた感想
このアルストは、メスティンでの炊飯、カップラーメン、コーヒーのお湯沸かしなど、ほとんどの野外調理に対応可能。
火の音がしないので、自然の中で「ただ湯が沸く音」と「風の音」だけが響く、そんな贅沢な時間が味わえます。
その“静けさ”こそ、アルコールストーブの醍醐味。
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まとめ
こんな人におすすめ!
・とにかく軽量装備で山を歩きたい人
・ギアに旅の相棒感を求める人
・静かな時間と火を楽しみたい人
・「自分で作ったギアで山に行く」という体験に惹かれる人
おわりに
ギアって、ただの道具じゃない。
自分で作ったストーブを、山で使う。
この行為そのものが、私にとっては旅の一部だったりします。
次の山行にも、もちろん連れて行きます。
また違う景色と、違う空気を、一緒に味わうんや。
それでは!
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