こんにちは。
もちくすです。
先日、悩みに悩んでついに新しいハンモックを購入しました。
購入したのはBUSHMEN travel gear(ブッシュメントラベルギア)の「VAGABOND Hammock set(バガボンドハンモックセット)」です。
このバガボンドハンモックセットは、現在購入できる蚊帳付きハンモックの中で恐らく最軽量の部類に入るものと思われます。
今回、購入して実際に試し張りしてきましたのでレビューしていきたいと思います。
【BUSHMEN travel gear】 「VAGABOND Hammock set」
ブッシュメントラベルギアはポーランドのハンモックメーカーです。
この「バガボンド ハンモックセット」は、ハンモック + 蚊帳 +カラビナ+ サスペンションシステムがセットになったもので、ハンモック単体ではブッシュメン「ウルトラライトハンモック」として販売されています。
この「ウルトラライトハンモック」はその名のとおりウルトラライト系と呼ばれる部類のハンモックで、バガボンドはブッシュメンの最軽量オールインワンセットです。
ハンモック単体のカタログスペックは以下のとおり。
「ULTRALIGHT – Hammock / dark olive」
・サイズ:300cm x 145cm
・耐荷重:130kg
・重量:150g
・素材:マイクロリップストップ15Dナイロン
届いたので早速開けて確認していきます。
内容物はこんな感じです。
・本体(ハンモック+蚊帳)
・ツリーストラップ×2
・カラビナ×2
・リッジライン×1
・カタログとステッカー
重さを量ってみました。
本体と蚊帳は合わせて375g
ストラップ他は149g
合計で524gでした。
カタログスペックでは500gですので、まぁ誤差の範囲かな。
スタッフバッグからハンモックを取り出してみます。
スタッフバックからハンモックのループが出ているので、設営の時は楽そうですね。
ハンモックは蚊帳の中に入っていますが、完全に分離することができます。
しかし蚊帳とスタッフバッグは完全に縫い付けられているので、蚊帳を使わないときは別の袋が必要になってきます。
ハンモック自体はナイロンシートにループが着いただけのとてもシンプルなもので、小物入れといったようなものは付いていません。
ハンモックシートは反対側が軽く透けるくらい薄いです。
ハンモックと蚊帳をそれぞれ量ってみました。
ハンモックは適当なスタッフバッグに入れて測ったところ158g(スタッフバック除く)でした。
蚊帳は217g
ハンモック158gはかなり軽いですね。
サイズは300×145cmでDDハンモックのフロントラインハンモックより広いので、この重量は驚異的です。
蚊帳も軽いですが、他のメーカーの物でも300g前後なのでウルトラライトと言うほどではないかな。
ストラップは2mで44gです。
ストラップの先端30cmはループが5個ついていて、このループで張り具合を調整します。
カラビナは以前アマゾンで購入した中華製の物とデザイン以外全く変わりませんので、恐らく中華製の転用でしょう。
本体と蚊帳の収納サイズは20×9.5cmと非常にコンパクトで、フロントラインハンモックと比較したらその小ささは一目瞭然です。
これだけコンパクトだとパッキングがかなり楽になると思います。
ただ、ツリーストラップやカラビナは何か別の袋に入れないといけないのが少し邪魔くさいですね。
ブッシュメン バガボンドを選んだ理由
こちらのハンモックを購入するにあたっては、以下の5種類のUL系ハンモックと比較して最終的にバガボンドハンモックセットに決定しました。
あくまでカタログスペック上での比較と個人的判断で、ハンモックの優劣をつけるものではありません。
参考までにどうぞ。
ハミングバードハンモックス シングル
UL系ハンモックの代表格。
147gと驚異のアンダー150gのハンモックですが、本体のみで蚊帳やツリーストラップが別売なのと、使用時のサイズは264cm×127cmとバガボンドより一回り狭いため落選。
ツリーストラップや蚊帳も非常に軽量で魅力的ですが、全て揃えると3万円を超えてしまいます。
軽さのみでいえばコレが最強です。
カモック ルーシングルウルトラライト
上のハミングバードハンモックスほどではありませんが、こちらも159gとかなり軽量
です。
サイズ感もハミングバードと同程度で少しせまく、泊りでゆっくりするのは少ししんどいイメージです。
価格は1万円程度と比較的手が出しやすい値段ですが、蚊帳や付属品は別売のため落選。
エクスペド トラベルハンモックライトキット
バガボンドとこのハンモックで最後まで悩んでました。
こちらのハンモックは蚊帳無しですが、ツリーストラップとセットになっているのでこれだけで設営できます。
サイズは260cm×120cmと少し狭め。
重量はツリーストラップ込みで250gと驚くべき軽さです。
しかし蚊帳を別で買うと蚊帳は大体200~300g。
ハンモックとの合計は500g程度になるため、トータル重量ではバガボンドと同程度になります。
また、蚊帳を別で買うとバガボンドより高くなるため落選となりました。
蚊帳無しでも良かったらこれを選んでいたと思います。
コクーン ウルトラライト モスキートネット ハンモック
こちらは蚊帳とカラビナが付属してます。
サイズは325×148cmとバガボンドよりもゆったりしています。
重量はカラビナ込みで395g(内カラビナ40g)とほぼバガボンドと同じくらい。
ツリーストラップは付いていませんが、価格は1万円強という良心価格。
かなり心が動いたのですが、蚊帳は取り外せないというただ一点で落選しました。
蚊帳が取り外せなくても良いのであれば、このハンモックはかなり良いと思います。
eno ジャングルネストハンモック
こちらのハンモックも蚊帳付きですが、ツリーストラップは付いていません。
重量は566gと少し重たく、更にこれにツリーストラップが着くと600gを超えてきます。
また、蚊帳はフルオープンにできますが完全に取り外すことができないため候補から外れました。
ただ、色々な工夫がされており居住性は凄く良さそうです。
軽さをそこまで重視しないのであれば魅力的なハンモックです。
と、色々悩みましたがトータル重量や、蚊帳を取り外してハンモック本体のみでも使えるといった点が決め手でバガボンドハンモックセットに決定しました。
あとはオールインワンのセットで税込み18,480円ということで、価格面でも決め手の一つになりました。
実際に試し張りしてきました
設営自体はとても簡単でした。
スタッフバックの口からハンモックのループが出ているので、ツリーストラップを木に巻き付けた後カラビナで引っかけてハンモックをひっぱり出します。
反対側も同様にツリーストラップにつなげて、張り具合を調整します。
そのあと付属のリッジラインを蚊帳の中を通してカラビナに引っ掛けてやれば完成です。
リッジラインの張り具合は、リッジラインについているコードストッパーで調整します。
以上で設営終了。
蚊帳は上から被さっているだけなのですが、蚊帳の下についているコードストッパーを引っ張れば隙間を無くすことができます。
蚊帳が不要なら片側にずらしてスタッフバッグの中に収めておけばフルオープンにできます。
もちろん完全に取り外すことも可能です。
ハンモックの生地は非常に薄く最初に乗るときは少し怖かったのですが、乗ってみると意外としっかりしていて無茶をしなければ全然問題なさそうです。
しかし、尖ったものなどで引っ搔いてしまえば簡単に破けてしまいそうなので十分注意は必要です。
あらかじめマットなどを敷いていた方が安心だと思います。
ハンモックのサイズは非常にゆったりしていて、ハンモックに横向きに乗って胡坐をかくのも余裕です。
ただ設営に関して少し問題がありました。
問題点
ツリーストラップを使って設営するのですが、ツリーストラップの長さが2mとあまり長くない上に、長さ調整のループが先端30センチしかついていないので合わせて60cmしか調整代がありません。
そのため、ハンモックを張るときに木の間隔が凄く制限されてしまいので、場所を選ばないとハンモックを張ることができないのです。
この問題を解消するには、長いツリーストラップを新たに用意するかウーピースリングを使えばよいのですが、せっかくの軽量ハンモックなのに長くて重いツリーストラップを使ってしまうと本末転倒になってしまいます。
したがって必然的にウーピースリングを使うことになります。
実際、ブッシュメンの「ウルトラライトハンモック」を単体で買うとウーピースリングは最初から付属されているようです。
この辺はちょっとズルいですねぇ。
ブッシュメンやその他のメーカーからウーピースリングが販売されているので、それを購入するか自作するかで用意する必要があります。
私はウーピースリングを自作したので後日紹介したいと思いますが、このウーピースリングをハンモックとツリーストラップの間にかませてやれば、この問題は解決です。
ウーピースリングの使い方はこちらの記事でも触れていますので参考にしてみてください。
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まとめ
蚊帳付きハンモックで 軽さを求めるのであれば、ブッシュメン バガボンドハンモックセットはベストな選択肢だと思います。
軽量でコンパクトなのでちょっとした山遊びやハイキングに気軽に持ち出すことができます。
さらにフルサイズなので、ハンモック泊をするときもゆったりくつろぐことができます。
UL系のハンモックなのである程度強度を犠牲にしている部分はありますが、その辺りを十分理解しておけばかなり使えるハンモックだと思います。
UL系の蚊帳付きフルサイズハンモックを探している方は、検討するだけの価値は十分あると思いますよ。
それでは!
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