こんにちは。
もちくすです。
皆さま冬キャンプの準備は進んでいますか?
これから私的にキャンプシーズンの到来です。
冬キャンプは如何に暖をとるかが重要になってきますが、私のようなバックパックキャンパーは如何に荷物を減らすかが課題です。
テントの中にストーブをインストールしたり、電源サイトを使用してホットカーペットを持ち込む方もおられますがどうも私の目指すスタイルではありません。
簡易的なカセットストーブもあるようですがこれでも少々大がかりです。
しかし、寒いもんは寒い。
もちろん冬キャンプでは十分に防寒対策はするのですが、焚き火以外でもちょっとした暖がとれればとてもありがたいです。
そんな私にぴったりのアイテムがありました!
その名も「ホットキャンディヒーター」です。
アルコールストーブをヒータ代わりに使用することができる画期的アイテムです。
しかし、販売から数年たつようですが人気商品でかなり入手が難しいみたいです。
また、ヤフオク等でも倍以上の価格が付いています。
というわけで、今回はホットキャンディヒーターを自作することにしました!
Hot Candy Heaterとは
「GRiPS」 というメーカーから販売されているアルコールストーブ用ヒータです。
アルコール燃料で暖を取る道具はこの世に無く、「ならば作ろう!」ってなことで作ってしまったメーカーのヒーターです。
もう見た瞬間にモノづくりに対する執念がビシビシ感じられて一目ぼれしました!
なんせコンパクトで邪魔にならず、恐らく暖かさと持続時間のバランスをかなり試行錯誤されたのではないでしょうか。
ならば買え!とのお言葉ももっともですが、現在入手困難でプレミアも相当ついているので自作することにしました。
100均材料で製作
今回自作するにあたってこちらのブログを参考にさせていただきました。
なにが素晴らしいかと言えばダイソーですべて材料が揃うことです。
貧乏キャンパーにはありがたい・・・。
材料
ワイヤーネット用カゴ(円柱7×9cm)
ここで大事なのは一回り大きな(円柱8.5×10.5)のカゴもあるのですが、アルコールストーブには「小さいほうのカゴ」を使用するのがベストだと思います。
大きいほうでも作れると思いますが熱効率とか考えるとこちらの方が良いでしょう。
落し蓋(大)および蒸し器(大)
ベースは同じです。さすがダイソー(笑)
しかし今回は明確に用途が違います。
落し蓋の方はヒーター上部に、蒸し器はヒーターの下部に使用します。
どうしても二種類用意できないなら蒸し器の方を二枚用意してください。
理由は後述します。
針金
ステンレスか鉄製の針金が必要です。
コイルを作るのに長さは2m以上はいると思います。
今回私が使用したものは手元にあった1.6mの針金を使用しましたが感覚的にもう少し細いほうが良かった気がします。
あとは組み立てるのに細い針金もあったほうが良いでしょう。
こちらは数10センチもあれば十分です。
ちなみに製作にはこんなんがあれば便利ですよ。
作り方
まずカゴの底の網をナイフでこじり取ります。
この部分は溶接でついていますが、ナイフを入れてこじると外すことができます。
そして上図の部分で切り離します。(左側の部分も切っていますが関係ありません)
左端のフレームは切り落とさず残しておいてください。
大体5mm程度残しておけばいいと思います。
最終的に脱落防止の引っかけになります(まぁこれも切っても問題ありませんが)。
次は蓋と蒸し器をそれぞれカゴの大きさに合わせて金切りバサミで切ります。
針金は手じかにあったマッキーで巻きました(笑)
後はそれぞれ蓋をフレームに合わせて金切りバサミで切ります。
大体Φ75mmくらいでしょうか。
後はフレームに取り付けできるよう取付穴をあけるだけなのですが・・・。
ここで最も重要なポイントがあります。
それは・・・。
ヒーターの底面になる蒸し器(写真右下)の中央に小さな穴を開けてください。
わたしは3mmで開けました。
理由はアルコールストーブの燃焼原理によるものですが、アルコールストーブの中央穴を完全に塞いでしまうと火が消えてしまいます。
だからと言って大きい穴を開けるとガンガン燃料が減ってすぐに燃料切れを起こしてしまいます。
この小さな穴が圧力を逃がす役割になるのです。
前述にあった「蒸し器二枚でもOK」という理由はこのためです。
蒸し器の方は後から自分で穴を開けることができるからです。
後は組み立てて針金で止めるだけです。
もう一つ重要な注意点があります。
アルコールストーブとヒーターは密着させてください。
隙間があると燃焼しますが、燃料がガンガン減ります。
密着させることに意味があります。
前述でフレームを切ったときに5mm程足を残してと書きましたが、これが長すぎてアルストに当たってしまうと意味がなくなります。
あくまでもこの足は脱落防止ですので念のため。
燃焼試験してみました
このヒーターは最初にプレヒート(あらかじめ熱しておく)ことが必要です。
おもむろに置いてしまうと消えてしまうので注意してください。
動画を作ってみたので参考にしてみてください。
コイルが完全に赤熱するまではいきませんでしたがコイルの太さとか色々試してみるとうまくいきそうな気がします。
おまけ
自作がめんどくさいけど簡単に暖が取りたいって方はこんなんも如何でしょう?
上の動画の最後に少し載せてます。
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まとめ
驚くべきことにアルコールバーナーの火が出る穴と蒸し器の穴がぴったりだったのでほぼ無加工で作ることができました。
またフレームになったカゴもあつらえたようにピッタリでした(笑)
燃焼時間の実験はしていませんが通常よりは長く暖をとれると思います。
今回使用したのはエスビットのアルコールバーナーです。
恐らくトランギアのものでも問題ないと思いますがそこんとこは責任持てませんのであしからず。
また、テント内での使用や密閉空間での使用は一酸化炭素中毒の恐れがありますので行わないようにしてください。
火災にも気をつけてくださいね!
事故には十分注意してこれからのシーズンのキャンプを楽しんでいきましょう。
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