こんにちは。
もちくすです。
キャンプの醍醐味はやはり焚き火です。
焚き火の炎を見つめながらぼんやり物思いにふけったり、仲間や家族と普段できない話をしたり・・・。
そして、その中でも直火で行う焚き火は格別です。
焚き火台を使うよりもワイルドで、なにより自由です。
最近は直火ができるキャンプ場がどんどん減っていますが、残念ながらマナーを守らないキャンパーが増えた結果と言わざるを得ません。
今回は焚き火の準備から後処理まで、直火キャンプのやり方を私なりにまとめてみました。
ぜひ一読して、ワイルドで自由な直火での焚き火に挑戦してください。
薪の準備をしましょう
薪は買ったものでも拾ったものでもOKですが、原則乾いたものを用意してください。
多少湿っていても何とかなりますが、煙ばかり出て大変なのでやはり乾いたものがベストです。
乾いているかの判別は折ったときに、パキッと乾いた音がすれば大丈夫です。
良くわからないときは折れたところを唇に当ててみたら、湿っているか乾いているか判別できます。
薪は3~4種類程度の太さのものを用意してください。
一番細いものは焚きつけに使用します。
薪の組み方
薪の組み方で火の燃え方も変わります。
今回は薪の組み方を数種類紹介します。
差しかけ型
この形は太い薪に少し細い薪を差し掛ける単純な構造です。
直ぐに火が起こせる上に空気も通りやすいのでよく燃えてくれます。
ただ、燃えやすいため燃料切れを起こしやすいので注意が必要です。
私はよくこの形で焚き火をします。
なんせ簡単ですので(笑)
放射型
放射状に薪を配置し中心に火をつけます。
この形は中心で小さな火を保つことができるので長く小さな火を維持しやすいメリットがあります。
火が強くなり過ぎたら薪を少し引き、弱くなり過ぎたら薪を押し出してやればコントロールしやすいです。
しかし、火力は弱いので調理には向きません。
井形
いわゆるキャンプファイヤーで組むやりかたで炎が大きくなります。
私は最初からこの形で組むことはほとんどなく、料理の時にこの形に組み替えることが多いです。
他にもたくさんの組み方がありますので、色々研究してみてください。
かまどを作ろう
かまどは無理に作らなくても構いませんが、風を防いだり焚き火の熱を逃がさないようにしたりと恩恵は大きいです。
また、焚き火料理をするときにも便利ですのでかまどを作ることをおススメします。
地面を少し掘り下げる
焚き火の大きさを考えながら火床用の穴を掘ります。
深く掘らなくてもOKです。
掘った土は後で埋め戻すのに使うので横に避けておきましょう。
直火の時はこんなスコップがあれば便利ですよ。
石でかまどを作る
穴を囲むように大きめの石でかまどを作ります。
私は後処理のことを考えて、アルミのシートを敷いてます。
敷かなくても全然問題ありませんが、こうすることで残った灰の処理が格段に楽になります。
この薪は他のキャンパーが放置してあったものを再利用しています。
少し湿っていたので横で乾かしながら燃やします。
火をつける
火口に火をつけ徐々に大きく育てていきましょう。
火をつけるのはライターでもマッチでも構いませんが、今回はファイヤースティックで火をつけました。
この写真はチャークロスを火口にしています。
チャークロスから麻紐をほぐしたものに火を移し、そこから枯れ葉を投入しました。
燻っていますが煙が出ていたら火がでるまで我慢します。
熱が充分発生すれば発火します。
火がついたら小さい焚き付けから順番に投入し火を育てましょう。
ある程度大きくなれば太い薪を投入しても大丈夫です。
この時は夕食まで時間があり、あまり火を大きくしたくなかったので放射型に組みました。
後は存分に焚き火を堪能してください。
焚き火の注意点
当たり前ですが火災には十分気をつけてください。
- 周りの燃えやすいものは遠ざける
- 消火用の水を用意しておく
- 強風時には焚き火は控える
この辺りをしっかり守ってもらえれば良いかと思います。
まれにそこら中枯れ葉がある中で焚き火をしている人がいますが、とても危険なので決してマネしないようにしましょう。
確かに枯れ葉程度ではそう簡単に火は付きませんが、付いてしまうと一瞬で燃え広がります。
枯れ葉をよけるだけで危険度は格段に下がるので、手間を惜しまず十分に安全を確保して楽しんでください。
せっかくの楽しいキャンプが悲しい思い出にならぬよう切に願います。
後はゴミを燃やさないようにしましょう。
多少の生ごみや紙くず程度なら問題ありませんが、プラスチックやビニール、たばこの吸い殻などは燃やさないようにしましょう。
まさか、理由を聞いたりしませんよね?
焚き火の跡片付け
焚き火の中でここが一番重要です。
といっても、別に難しくもなんともありません。
しかしこれをしないがために、直火禁止になったり他の人が嫌な気持ちになるのでここは気合入れてしっかりやりましょう!
薪は完全に燃やし尽くす
アホみたいにガンガン薪を燃やして燃え残りに水をぶっかけて終了!
とかしないでください。
撤収する時間を考えながら、ある程度のところで薪の投入を止めましょう。
織火になってから燃え尽きるまで1~2時間程度はかかります。
多少燃え残った炭は所定の炭捨て場に捨てるか、もしくは持ち帰りましょう。
このようにあらかじめアルミホイルを敷いておけば、サッと包んで持って帰れるのでおススメです。
炭は自然に返りません。
原状復帰して帰る
かまどは分解しましょう。
かまどに使った石は、遠くまで捨てに行く必要はないと思います。
キャンプ場でしたら後から来た人が使用するかもしれないので、邪魔にならないところに戻しておきましょう。
炭を処理したら、水をしっかりかけて完全に鎮火します。
煙が上がらないくらい水をかけたら掘った穴を埋め戻して完了です。
美しくキャンプ地を去りましょう!!
まとめ
直火でも焚き火台でも基本は同じです。
- ゴミを燃やさない
- 確実に消火する
- 原状復帰
これができれば、直火禁止なんてならないはずなのですが・・・。
全く難しくないですよね?
むしろしっかり撤収出来たらキャンプスキルが上がったって感じにならないですか?
焚き火跡を残して帰るとか、ハッキリ言ってカッコ悪いので私にはできません。
マナーをしっかり守って、堂々胸を張って直火を楽しんでください。
私も最近は片付けが楽なので焚き火台を使用することが多かったのですが、久々に直火をしてとても楽しかったです。
皆さんも直火にぜひトライしてみてください。
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